いま、平和構築が国際社会の重点的なアジェンダとして大きな注目を集めています。平和構築にかかわる政策や活動の立案・実施・研究の立場を横断し、(1)情報や知見の共有、(2)政策や活動に向けた新アイディアの検討、(3)人材育成、などに資する情報交換やネットワーキングの場として、2006年5月に「平和構築フォーラム」がスタートしました。本フォーラムの問題意識については、第1回セミナーの議事録印刷用PDF)をご覧ください。

(Photo: Copyright (c) UNICEF/ HQ01-0298/Shehzad Noorani)

ニュースレターの最新号(第42号)が発行されました(1/20)

1月20日に、本フォーラムの活動報告・予定、そして平和構築関係の最新動向についての情報を掲載したニュースレターの最新号(第42号)が発行されました。是非本文をご覧ください。また、配信のお申し込みやバックナンバーはニュースレターのページからどうぞ。

【1】平和構築関連の今後のイベント

●難民を助ける会「スーダンの地雷・不発弾問題の今〜日本人駐在員が現地の最新状況を報告します〜」(1/22・東京)
●シンポジウム「国連安保理の機能と日本の役割〜大量破壊兵器の脅威にどう立ち向かうか〜」(1/25・東京)
●国連大学公開講座 地球規模課題シリーズ「人間の安全保障」(1/28・東京)
●国際ワークショップ「Peacebuilding in Afghanistan - Lessons learnt from Cambodia, Indonesia and Sri Lanka」(1/29・東京)
●国際シンポジウム「紛争からの復興における資源管理の向上:人間の安全保障へのビジネスの役割」(2/3・東京)
●JAR難民アシスタント養成講座 基礎編(2/13-14・東京)
●HPC公開シンポジウム「Building Civilian Peacebuilders 〜日本はアフガニスタン平和構築支援で何をすべきか〜」(2/22・東京)

【2】平和構築関連の最近のイベント報告

●ヒューマンライツ・ナウ 国際人権セミナー〜人権の視点から見た紛争予防・紛争解決〜(1/12)
●平成21年度「平和構築人材育成事業」シニア専門家向けコース開講(1/6)
●JAR Lights for Rights 〜こころを照らす光(12/20)
●アフガニスタンの和平と復興を考えるトーク・イン(12/19)
●青山学院大学 国際交流共同研究センター(JRIPEC)第2回ラウンドテーブル「平和のための文化の役割」開催報告(12/10)
●JRIPEC共催セミナー「紛争後社会におけるシティズンシップ教育」開催報告(12/5)
●松本地方における難民受け入れにかかる第1回シンポジウム(12/5)
●国連フォーラム第60回勉強会「人間の安全保障について」議事録(10/27)

【3】平和構築関連の情報・資料

●内閣府国際平和協力本部事務局 国際平和協力研究員募集(締切:1/29)
●UNHCR駐日事務所 渉外・広報インターン募集
●人間の安全保障基金を通じたフィリピンへの支援実施
●日本の核軍縮決議案、国連総会で採択
●通常兵器関連決議案、国連総会で採択
●わかる!国際情勢No.51「悠久のペルシャ〜現代イランの成り立ちとその素顔」
●陸上自衛隊 ゴラン高原国際平和協力業務活動紹介
●JICAトピックス「南部スーダンの職業訓練校から初の除隊兵士卒業生が誕生−平和な国づくりのための人材育成を支援−」
●JICAトピックス「平和で安全な社会を目指して−コンゴ民主共和国で警察官研修を支援−」
●UNDPとJICA、コンゴ民主共和国で警察官2000人の研修実施に合意
●日本政府がUNDPとの間でパキスタン北西辺境州の紛争被害地域での平和構築、ガバナンス、経済復興支援に合意
●安保理、国連と地域機構の連携強化を強調
●平和構築委員会、より統合的・一貫した平和構築支援に向けて自身の役割拡大に意欲
●UNICマルチメディア・ライブラリー掲載
●UN Police Magagine (第4版)(英文)
●国連政務局(DPA)ニュースレター:Politically Speaking(英文)
●CAP: Humanitarian Appeal 2010(英文)
●UNDPガイドブック「DDRの評価とモニタリング」(英文)
●東京財団:2009年度第5回国連研究プロジェクト研究会議事概要「イラン核問題」
●ピアソン平和維持センター報告書「米・加による対アフガニスタン"全政府的"アプローチ」(英文)
●ピアソン平和維持センター報告書「治安部門改革:移行期および能力構築支援の事例研究」(英文)
●国連職員 NOW!第117回 国連政務局事実調査委員会 藤原 広人さん
●国連職員 NOW!第116回 国連広報局・アウトリーチ課 杉山久実子さん
●国連職員 NOW!第115回 国連開発計画(UNDP) 山田真美さん

【4】一押し文献紹介

●世界開発報告2011「紛争と開発」ワーキングチームによるブログ(英文)
●OECD-DAC INCAF報告書「意図せざる負の影響への配慮(Do No Harm)」(英文)
●『平和研究』第34号「アジアにおける人権と平和」
●『現代世界の紛争解決学』オリバー・ラムズボサム、トム・ウッドハウス、ヒュー・マイアル(宮本貴世 訳)

平和構築フォーラム3周年記念セミナー&平和構築人材育成事業説明会「平和構築のためのパートナーシップを考える−大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携に向けて−」が開催されました(7/3)

内戦後に和解や復興を進め、平和な社会を築くための「平和構築」は、国際社会の重点的なアジェンダとして大きな注目を集めています。平和構築に関する(1)情報や知見の共有、(2)政策や活動に向けた新アイディアの検討、(3)人材育成のために、組織横断的な情報交換やネットワーキングの場として、2006年の春に「平和構築フォーラム」が発足しました(第1回セミナー議事録参照)。

本フォーラムの3周年に当たって、平和構築を巡るこれまでの進展と成果を総括するとともに、平和構築のためのパートナーシップ、特に大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携を進めるための方途につき議論を深めるためのセミナー(今回で第20回)を開催しました。併せ、本年度より本格化する外務省の平和構築人材育成事業についての説明会も行いました。

日時:7月3日(金)17:30-20:00
場所:キャンパス・イノベーションセンター(東京地区)多目的室2
〒100-6011東京都港区芝浦3-3-6
(JR山手線・京浜東北線 田町駅下車・徒歩1分、都営三田線・浅草線 三田駅下車・徒歩5分)
http://www.isl.or.jp/campusinnovation.html

テーマ:平和構築のためのパートナーシップを考える−大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携に向けて−

第1部 パネルディスカッション(17:30-19:00)
星野俊也(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
岸守一(国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所副代表)
熊岡路矢(日本国際ボランティアセンター理事/前代表)
木山啓子(特定非営利活動法人ジェン(JEN)事務局長)
紀谷昌彦(外務省総合外交政策局国連企画調整課長)

第2部 平和構築人材育成事業説明会(19:00-20:00)
中込正志(外務省総合外交政策局国際平和協力室長)
上杉勇司(広島平和構築人材育成センター・プログラムオフィサー)
荒川奈緒子(平和構築人材育成事業第1期生・外務省国際協力局多国間協力課)

*平和構築人材育成事業ウェブサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/peace_b/j_ikusei.html
*広島平和構築人材育成センター・ウェブサイト
http://www.peacebuilderscenter.jp/index_j.html

第19回セミナー「平和構築と国連安全保障理事会の役割ー平和と政治のせめぎ合い」(UNHCRとの共催)が開催されました(7/8)

昨年7月8日(火)、UNハウスにて、平和構築フォーラムとUNHCRの共催によるセミナー「平和構築と国連安全保障理事会の役割ー平和と政治のせめぎ合い」が開催され、約60名が出席しました。国連本部政務局政務官の川端清隆氏をお招きし、広島大学の上杉勇司准教授の司会のもと、平和構築と国連安全保障理事会の役割について議論を深めました。

川端氏は1954年大阪生まれで、米国コロンビア大学大学院政治学部を卒業し、通信社記者を経て、1988年に国連本部政治局政務官となりました。以来、安全保障理事会、PKOに関する特別委員会、安保理改組に関する特別作業部会担当などを歴任されました。ルワンダPKOやアフガン和平に携わった後、2002年から2004年にかけてイラクを担当し、現在は安全保障理事会を担当されています。著書に、「イラク危機はなぜ防げなかったのか 国連外交の六百日」(岩波書店、2007年)、「アフガニスタン 国連和平活動と地域紛争」(みすず書房、2002年)、共著に「PKO新時代−国連安保理からの証言」(岩波書店、1997年)、最近の論文に「テロ特措法と安保理決議」(「世界」2007年10月号)があります。

第18回セミナー「国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ」(青山学院大学、日本紛争予防センター(JCCP)、広島平和構築人材育成センター(HPC)との共催)が開催されました(5/19)

昨年5月19日(月)、青山学院大学にて、平和構築フォーラム、青山学院大学、日本紛争予防センター(JCCP)、広島平和構築人材育成センター(HPC)の共催によるセミナー「国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ」が開催され、約70名が出席しました。現代の平和構築における新しい課題として、民軍関係が注目を集めています。今回のセミナーでは、5月に発売された上杉勇司・青井千由紀編『国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ』(国際書院)の執筆者を中心に、破綻国家再建の理論的枠組みを提示するとともに、アフリカをはじめとする破綻国家再建の実践を通じて浮かび上がってきた民軍関係の主要な論点に焦点を当てて議論を行いました。また、広島平和構築人材育成センター(HPC)の本年度日本人研修員募集(研修は本年8月下旬〜来年3月予定、募集締切は6月16日)についてのミニ説明会も併せ開催しました。

第一部 国家建設における民軍関係(17:30-19:00)
[報告]
青井千由紀(青山学院大学准教授)
中満泉(一橋大学客員教授)
瀬谷ルミ子(日本紛争予防センター事務局長)
今井千尋(東京外国語大学研究員)
上杉勇司(広島大学准教授、平和構築フォーラム事務局)
[コメント]
岸守一(UNHCR駐日副代表、平和構築フォーラム共同発起人)
濱田貴之(防衛省陸上幕僚監部副法務官)

第二部 HPC研修員募集ミニ説明会(19:00-19:30)
紀谷昌彦(外務省国際平和協力室長)
上杉勇司(HPCプログラムオフィサー)

第17回セミナー「今、伝えたいことがある−シリアのイラク難民たちの物語−」(UNHCR駐日事務所、日本UNHCR協会、ジャパン・プラットフォーム主催、平和構築フォーラム協力)が開催されました(4/30)

昨年4月30日(水)、国連大学にて、UNHCR駐日事務所、日本UNHCR協会、ジャパン・プラットフォーム主催、ユニセフ駐日事務所共催、JICA、WFP駐日事務所、平和構築フォーラム協力による、シリアのイラク難民に関する報告会が行われ、約150名が出席しました。

シリアには現在、150万人のイラク難民が逃れてきていると言われています。しかし、そこに難民キャンプがあるわけではありません。彼らは都市部で安い部屋を探さなくてはならず、また合法的には働くことが許されていないために、僅かな蓄えを切り崩しながら暮らしています。4月上旬に行われたシリア視察では、イラク難民たちと直接触れ合う機会がありました。遠い異国で難民生活を送る彼らの物語について、一緒に考えることができました。

17:00 開会
紀谷昌彦 外務省平和協力室長(平和構築フォーラム共同発起人)

17:00−17:20 第1章 カレイド・ナジさんの家族とユースの物語
報告者:岸守一 UNHCR駐日事務所副代表
コメント:平林国彦 UNICEF駐日事務所次席代表

17:20−17:45 第2章 NGOには何ができるのか?
報告者:椎名規之 ジャパン・プラットフォーム
コメント:中井恒二郎 WFP日本事務所援助関係官
コメント:高松郷子 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(アンマン駐在)

17:45−18:10 第3章 目に見えない中流階級の危機
報告者:根本かおる 日本UNHCR協会事務局長
コメント:田中泉 JICA中東・欧州部中東第一課長
コメント:石塚仁志 外務省中東第一課シリア担当

18:10−18:20 総括
酒井啓子 東京外国語大学教授

18:20−18:30 質疑応答

18:30−18:35 閉会の辞
滝澤三郎 UNHCR駐日事務所代表

18:35− 懇親会(ハッピーアワー)

第16回セミナー「ルワンダ大虐殺後の正義と和解」(国連大学「平和とガバナンス」プログラムとの共催)が開催されました(3/14)

昨年3月14日、東京のUNハウスにて、第16回平和構築フォーラム・セミナー「ルワンダ大虐殺後の正義と和解」(国連大学「平和とガバナンス」プログラムとの共催)が開催され、約100人が参加しました。プログラムは以下の通りです。

開会の辞:Vesselin Popovski(国連大学学術審議官)
岸守一(平和構築フォーラム発起人/UNUCR駐日事務所副代表)
基調講演:Madame Alice Urusaro Karekezi (Gotenborg University, Sweden)
コメント:紀谷昌彦(外務省総合外交政策局国際平和協力室長)
ディスカッション:東澤靖(明治学院大学法科大学院教授)他多数
閉会の辞:長谷川祐弘(国連大学客員教授)

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