いま、平和構築が国際社会の重点的なアジェンダとして大きな注目を集めています。平和構築にかかわる政策や活動の立案・実施・研究の立場を横断し、(1)情報や知見の共有、(2)政策や活動に向けた新アイディアの検討、(3)人材育成、などに資する情報交換やネットワーキングの場として、2006年5月に「平和構築フォーラム」がスタートしました。本フォーラムの問題意識については、第1回セミナーの議事録(印刷用PDF)をご覧ください。
(Photo: Copyright (c) UNICEF/ HQ01-0298/Shehzad Noorani)
第21回セミナー「平和構築と治安部門改革(SSR)」(SSR研究会、日本平和構築ネットワーク、大阪大学OSIPP国連政策研究センターとの共催)が開催されました(2010/6/24)
平和構築における最大の課題の一つは治安部門改革(SSR)です。今般、論文集『平和構築と治安部門改革(SSR)−開発と安全保障の視点から−』が出版されました。以下のウェブサイトから全文が閲覧できます。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/Pub/45/ipushu-45.pdf
この機会を捉えて、6月24日(木)にキャンパス・イノベーションセンター(東京地区)で、平和構築フォーラム、SSR研究会、日本平和構築ネットワーク、大阪大学OSIPP国連政策研究センターの共催により、同論文集の編集・執筆者及び本分野の実務者による第21回平和構築フォーラム・セミナー「平和構築と治安部門改革(SSR)」が開催されました。プログラムと席上資料は以下の通りです。
[プレゼンテーション]
○開発と安全保障の視点から
上杉勇司(広島大学院国際協力研究科准教授・平和科学研究センター兼任研究員)(資料)
○安全保障の視点から−NATO、EUを中心として
吉崎知典(防衛省防衛研究所研究部第5研究室長)(資料)
[コメント]
瀬谷ルミ子(日本紛争予防センター事務局長)
星野俊也(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
横山佳孝(外務省総合外交政策局国連政策課企画官)(資料)
ニュースレターの最新号(第45号)が発行されました(2010/5/29)
5月29日に、本フォーラムの活動報告・予定、そして平和構築関係の最新動向についての情報を掲載したニュースレターの最新号(第45号)が発行されました。是非本文をご覧ください。また、配信のお申し込みやバックナンバーはニュースレターのページからどうぞ。
【1】平和構築関連の今後のイベント
●国際シンポジウム「紛争後の安全保障と外交の強化:統合的資源管理,インフラ整備,平和構築活動への政策提言」(6/24・東京)
●UNHCR東京事務所 eセンター設立10周年記念シンポジウム「アジア太平洋地域における緊急事態への備えと対応の強化に向けて」(6/10・東京)
●外務省:国連事務局人事ミッションによる説明会のご案内(6/4・東京)
【2】平和構築関連の最近のイベント報告
●JICA地球ひろばイベント「変わりゆくアフリカ─経済成長下の光と影、平和への展望─」(5/26・東京)
●国連大学公開講座─地球規模課題シリーズ「既存の平和構築概念に関する新たな考察:人間の安全保障の視点より」(5/21)
●大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP) 国連政策研究センター(CUNPS) 国連政策セミナー「『平和度』」を測るGPIの試み」(4/23)
●東京大学・ピースボート・GPPAC(武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)東北アジア共催シンポジウム「核のない世界への新しいアプローチ」(4/22)
●JAR 日本における難民申請者の日常〜日常生活の困難さ(4/17)
●JICA研究所、脆弱国家における公共サービスの提供に関するセミナーを開催(4/15)
●JVC スーダン現地代表帰国報告会「岐路に立つスーダン」─南部独立と和平の狭間で─ (4/13)
●JICA・世界銀行共催『世界開発報告2011』のためのワークショップ(4/2)
【3】平和構築関連の情報・資料
●外務省:スーダン総選挙への我が国選挙監視団の活動(概要・報告書等)
●外務省:核セキュリティ・サミット開催
●外務省:岡田外務大臣の国連安保理公開討論出席
●外務省:軍縮不拡散教育に関する共同ステートメント
●広島平和構築人材育成センター(HPC)21年度事業紹介小冊子公開
●JICA:平成22年度 募集要項 平和構築・復興支援コース(第1回)
●JICA研究所ワーキングペーパーNo.5「脆弱な環境における国家建設:カンボジア、アフガニスタン、ミンダナオにおける日本の援助経験」(英文)
●JICAトピックス「紛争解決・予防における「共生」の力−緒方理事長、ハーバード大学で講演−」
●国連事務総長、より広義での人間の安全保障概念理解を促す(英文)
●平和構築委員会(PBC)レビューに関する第2回オープンエンド会合(英文)
●国連PKO局「UNMIS イン・フォーカス:スーダン選挙」(英文)
●UNHCR、ソマリア難民支援に6000万米ドルを要請
●UNHCR、ソマリア難民に対する保護を強化、UNHCRの新たなガイドライン
●UNHCR、ソマリア難民への最大規模の水プロジェクトを開設
●日本ユニセフ教会:ソフトバンク・チャリティダイヤル─アグネス大使のソマリア報告をオンエア中
●ユニセフ、ソマリアで急増する「子どもの兵士」の即時解放を求める
●UNOCHA/ReliefWeb「スーダン:暴力と食糧不安」(英文)
●ディリ国際対話にて、平和構築・国家建設の新しいビジョンが採択(英文)
●国連職員NOW!第123回 国連開発計画(UNDP)ルワンダ事務所環境ユニット 三戸俊和さん
●国連職員NOW!第122回(番外編*)国際移住機関(IOM)タイ事務所・移住者保健衛生事業調整官 伊藤千顕さん
●国連職員NOW!第121回 国連大学アフリカ自然資源研究所(UNU-INRA)研究員(社会経済担当)草苅康子さん
平和構築フォーラム3周年記念セミナー&平和構築人材育成事業説明会「平和構築のためのパートナーシップを考える−大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携に向けて−」が開催されました(2009/7/3)
内戦後に和解や復興を進め、平和な社会を築くための「平和構築」は、国際社会の重点的なアジェンダとして大きな注目を集めています。平和構築に関する(1)情報や知見の共有、(2)政策や活動に向けた新アイディアの検討、(3)人材育成のために、組織横断的な情報交換やネットワーキングの場として、2006年の春に「平和構築フォーラム」が発足しました(第1回セミナー議事録参照)。
本フォーラムの3周年に当たって、平和構築を巡るこれまでの進展と成果を総括するとともに、平和構築のためのパートナーシップ、特に大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携を進めるための方途につき議論を深めるためのセミナー(今回で第20回)を開催しました。併せ、本年度より本格化する外務省の平和構築人材育成事業についての説明会も行いました。
日時:2009年7月3日(金)17:30-20:00
場所:キャンパス・イノベーションセンター(東京地区)多目的室2
〒100-6011東京都港区芝浦3-3-6
(JR山手線・京浜東北線 田町駅下車・徒歩1分、都営三田線・浅草線 三田駅下車・徒歩5分)
http://www.isl.or.jp/campusinnovation.html
テーマ:平和構築のためのパートナーシップを考える−大学・国際機関・NGO・政府から更なる連携に向けて−
第1部 パネルディスカッション(17:30-19:00)
星野俊也(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
岸守一(国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所副代表)
熊岡路矢(日本国際ボランティアセンター理事/前代表)
木山啓子(特定非営利活動法人ジェン(JEN)事務局長)
紀谷昌彦(外務省総合外交政策局国連企画調整課長)
第2部 平和構築人材育成事業説明会(19:00-20:00)
中込正志(外務省総合外交政策局国際平和協力室長)
上杉勇司(広島平和構築人材育成センター・プログラムオフィサー)
荒川奈緒子(平和構築人材育成事業第1期生・外務省国際協力局多国間協力課)
*平和構築人材育成事業ウェブサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/peace_b/j_ikusei.html
*広島平和構築人材育成センター・ウェブサイト
http://www.peacebuilderscenter.jp/index_j.html
第19回セミナー「平和構築と国連安全保障理事会の役割ー平和と政治のせめぎ合い」(UNHCRとの共催)が開催されました(2008/7/8)
2008年7月8日(火)、UNハウスにて、平和構築フォーラムとUNHCRの共催によるセミナー「平和構築と国連安全保障理事会の役割ー平和と政治のせめぎ合い」が開催され、約60名が出席しました。国連本部政務局政務官の川端清隆氏をお招きし、広島大学の上杉勇司准教授の司会のもと、平和構築と国連安全保障理事会の役割について議論を深めました。
川端氏は1954年大阪生まれで、米国コロンビア大学大学院政治学部を卒業し、通信社記者を経て、1988年に国連本部政治局政務官となりました。以来、安全保障理事会、PKOに関する特別委員会、安保理改組に関する特別作業部会担当などを歴任されました。ルワンダPKOやアフガン和平に携わった後、2002年から2004年にかけてイラクを担当し、現在は安全保障理事会を担当されています。著書に、「イラク危機はなぜ防げなかったのか 国連外交の六百日」(岩波書店、2007年)、「アフガニスタン 国連和平活動と地域紛争」(みすず書房、2002年)、共著に「PKO新時代−国連安保理からの証言」(岩波書店、1997年)、最近の論文に「テロ特措法と安保理決議」(「世界」2007年10月号)があります。
第18回セミナー「国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ」(青山学院大学、日本紛争予防センター(JCCP)、広島平和構築人材育成センター(HPC)との共催)が開催されました(2008/5/19)
2008年5月19日(月)、青山学院大学にて、平和構築フォーラム、青山学院大学、日本紛争予防センター(JCCP)、広島平和構築人材育成センター(HPC)の共催によるセミナー「国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ」が開催され、約70名が出席しました。現代の平和構築における新しい課題として、民軍関係が注目を集めています。今回のセミナーでは、5月に発売された上杉勇司・青井千由紀編『国家建設における民軍関係ー破綻国家再建の理論と実践をつなぐ』(国際書院)の執筆者を中心に、破綻国家再建の理論的枠組みを提示するとともに、アフリカをはじめとする破綻国家再建の実践を通じて浮かび上がってきた民軍関係の主要な論点に焦点を当てて議論を行いました。また、広島平和構築人材育成センター(HPC)の本年度日本人研修員募集(研修は本年8月下旬〜来年3月予定、募集締切は6月16日)についてのミニ説明会も併せ開催しました。
第一部 国家建設における民軍関係(17:30-19:00)
[報告]
青井千由紀(青山学院大学准教授)
中満泉(一橋大学客員教授)
瀬谷ルミ子(日本紛争予防センター事務局長)
今井千尋(東京外国語大学研究員)
上杉勇司(広島大学准教授、平和構築フォーラム事務局)
[コメント]
岸守一(UNHCR駐日副代表、平和構築フォーラム共同発起人)
濱田貴之(防衛省陸上幕僚監部副法務官)
第二部 HPC研修員募集ミニ説明会(19:00-19:30)
紀谷昌彦(外務省国際平和協力室長)
上杉勇司(HPCプログラムオフィサー)
第17回セミナー「今、伝えたいことがある−シリアのイラク難民たちの物語−」(UNHCR駐日事務所、日本UNHCR協会、ジャパン・プラットフォーム主催、平和構築フォーラム協力)が開催されました(2008/4/30)
2008年4月30日(水)、国連大学にて、UNHCR駐日事務所、日本UNHCR協会、ジャパン・プラットフォーム主催、ユニセフ駐日事務所共催、JICA、WFP駐日事務所、平和構築フォーラム協力による、シリアのイラク難民に関する報告会が行われ、約150名が出席しました。
シリアには現在、150万人のイラク難民が逃れてきていると言われています。しかし、そこに難民キャンプがあるわけではありません。彼らは都市部で安い部屋を探さなくてはならず、また合法的には働くことが許されていないために、僅かな蓄えを切り崩しながら暮らしています。4月上旬に行われたシリア視察では、イラク難民たちと直接触れ合う機会がありました。遠い異国で難民生活を送る彼らの物語について、一緒に考えることができました。
17:00 開会
紀谷昌彦 外務省平和協力室長(平和構築フォーラム共同発起人)
17:00−17:20 第1章 カレイド・ナジさんの家族とユースの物語
報告者:岸守一 UNHCR駐日事務所副代表
コメント:平林国彦 UNICEF駐日事務所次席代表
17:20−17:45 第2章 NGOには何ができるのか?
報告者:椎名規之 ジャパン・プラットフォーム
コメント:中井恒二郎 WFP日本事務所援助関係官
コメント:高松郷子 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(アンマン駐在)
17:45−18:10 第3章 目に見えない中流階級の危機
報告者:根本かおる 日本UNHCR協会事務局長
コメント:田中泉 JICA中東・欧州部中東第一課長
コメント:石塚仁志 外務省中東第一課シリア担当
18:10−18:20 総括
酒井啓子 東京外国語大学教授
18:20−18:30 質疑応答
18:30−18:35 閉会の辞
滝澤三郎 UNHCR駐日事務所代表
18:35− 懇親会(ハッピーアワー)
第16回セミナー「ルワンダ大虐殺後の正義と和解」(国連大学「平和とガバナンス」プログラムとの共催)が開催されました(2008/3/14)
2008年3月14日、東京のUNハウスにて、第16回平和構築フォーラム・セミナー「ルワンダ大虐殺後の正義と和解」(国連大学「平和とガバナンス」プログラムとの共催)が開催され、約100人が参加しました。プログラムは以下の通りです。
開会の辞:Vesselin Popovski(国連大学学術審議官)
岸守一(平和構築フォーラム発起人/UNUCR駐日事務所副代表)
基調講演:Madame Alice Urusaro Karekezi (Gotenborg University, Sweden)
コメント:紀谷昌彦(外務省総合外交政策局国際平和協力室長)
ディスカッション:東澤靖(明治学院大学法科大学院教授)他多数
閉会の辞:長谷川祐弘(国連大学客員教授)